『子ども・若者ケアラーの声からはじまる——ヤングケアラー支援の課題』
斎藤真緒・濱島淑恵・松本理沙・京都市ユースサービス協会/編著
ヤングケアラー「ブーム」を一過性のものではなく、当事者を真ん中に据えた新しい支援の実現に向けて——
事例検討会で明らかになった、子ども・若者ケアラーによる生きた経験の多様性。その価値と知られざる困難とは何か。ケアラーが行きやすい社会への転換の方向性を、当事者の声から考察する。
A5判・244ページ
定価:2200円(本体2000+税)
2022年2月発行
ISBN978-4-86342-325-1 C0036
クリエイツかもがわ
(CONTENTS)
第1部 子ども・若者ケアラーを取り巻く現状と課題
第1章 子ども・若者ケアラー支援の課題——<ケアラー>支援と<子ども・若者>支援との接合(斎藤真緒)
第2章 日本における実態調査からみた子ども・若者ケアラーの全体像(濱島淑恵)
第3章 障害児者のきょうだいのおかれた状況(松本理沙)
第4章 子ども・若者ケアラーをめぐる京都市ユースサービス協会の取り組み(水野篤夫)
○[コラム] 子ども・若者ケアラーにまつわる様々な ”座りの悪さ” について(西川友理)
○[コラム] 京都市ユースサービス協会でのつどい(杉浦絵里)
第2部 こうしてケアがはじまった
第5章 「私」を受け入れてくれる場所を探して(朝田健太)
第6章 いま、自分と向き合う時——2020年春、「ニコイチ」だった母から離れて(河西優)
第7章 大変だった、それでもかけがえのない私のケア経験(サホ)
○[コラム] 高校教員ができること(植田〈鄭〉啓生)
○[コラム] 養護教諭の可能性(山村和恵)
第3部 ケアをする/しない
第8章 ケアより自分の人生を優先した子ども・若者ケアラー(ナツミ)
第9章 自分で選ぶ、暮らしをつくる(ソノコ)
○[コラム] 障害児者のきょうだい支援の動向(松本理沙)
おわりに(濱島淑恵)
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