2023年10月21日~22日に滋賀県近江八幡で秋のキャンプを開催いたしました。
10代~20代の8名の方にご参加いただきました。 今回は宿泊プランの都合上、大学生や大学院生が多いキャンプとなりました。
昨年度から開催しているこのキャンプは、基本的に18歳以上の若者ケアラーを対象としています。ケアの場である家から離れて自然のなかで過ごすことは、ケアラーにとってのレスパイトや、家族との距離を含めて自分自身の生活を再考する機会となるのではないか…そのような思いから始まりました。
今回の場所は滋賀県近江八幡。琵琶湖がすぐ目の前に広がる、自然豊かな場所です。
滋賀県に来たことがないという遠方の方にも参加していただきました。 1日目はオリエンテーションの後、自由参加のアイスブレイクを30分ほどして、夕食。
夕食はみんなで鍋を囲んでのすき焼きでした。
夕食後は、自由参加のプログラムとして、お互いのケアの話を聴いてみたいという人向けに「若者ケアラーのつどい(ミニバージョン)」を、ゲームなどをして楽しみたいという人向けに様々なカードゲームやボードゲームを用意しました。
2日目は朝食を各自で好きな時間にとり、自由参加のアクティビティへ。今回はカヌー体験とクルージング、グランドゴルフでした。晴天に恵まれ、アクティビティ日和となりました。
その後、記念撮影をしてBBQへ。滋賀県ということもあって、特定非営利活動法人芹川の河童さんにも運営に協力していただきました。
参加者同士は同年代ということもあり、ケアの話だけでなく、趣味の話や学生生活・進路の話等もされていました。主催者の思いを超えて、参加者のみなさんそれぞれにキャンプに感じることは違うだろうと思います。 キャンプに参加するまでには様々なハードルがあります。自分を「子ども・若者ケアラー」といっていいのかわからないこと、家庭や自分自身の都合を含めて当日まで予定がわからないこと、体調面での不安、初対面の人となじめるかどうかという不安、集団行動が苦手なこと…。 YCARPでは、みなさんの希望にできるだけ副うことができるように、プログラムにおいて選択肢があることや自由参加であることを大切にしていきたいと考えています。
今後も、こんな場所でこんなことをしてみたい、もっとこんな配慮があればなど、みなさんの声をもとにイベントを企画をしていきたいと考えています。
(文責:河西)
Comments